新築注文住宅・リノベーション・インテリアコーディネート|ご相談、お問い合わせ
 

カテゴリー: Blog, 子供に優しい家づくり. の投稿をすべて表示する

こどもの日(子供たちに明るい未来はあるのか?)

今日はこどもの日。
わが子はもちろん、世界中の子供たちが、すくすくと何の心配も無く育つ環境を残してあげることが私たちの役目。
その、しっかりと残すべき環境とは、住環境・地球環境、そして家庭環境。

最近、立て続けに家庭環境に恵まれずに、この世を去らなくてはならなくなってしまった子供たちの事件が起きた。

【大阪・西淀川区】
9歳の女の子の行方不明事件として報道されたが、実母と養父が逮捕。
ベランダにほぼ一日中出されたまま、食事はもちろん、トイレにすら満足に行かせてもらえなかったという。
養父を恐れるあまり、自らベランダに出て行ったとも聞く。
養父の連れ子には、いたって普通の生活をさせていたのだという。
女の子をベランダに出したまま、親子3人で焼肉を食べに行っていたというのだから驚く。
どんなに寂しかった事だろう。どんなに寒かった事だろう。
しかし、彼女にとってみればベランダが唯一心休まる場所だったのかもしれない。

【東京 足立区】
19歳の母親が、2歳の子供にシュウマイを与えたところ、熱がって口から出したリアクションが芸人のそれとリンクしたらしく、同じく19歳の友人とともに60度以上とも言われるほどの熱湯に足を付け、さらにコップで肩から熱湯を掛けて大やけどを負わせたとして逮捕。
20歳の父親は全く気がつかなかったという。
そんなことあるか!

【北海道 稚内市】
4歳の男の子を水風呂に沈めるなどして死亡させたとして、実母と内縁の夫を逮捕。
実にこの事件。
男の子の兄弟も含め、周りが虐待の事実に気がつきながら助けてあげられなかったのが残念でならない。
児童が通う保育園は、2回児童相談所に通報し、児童相談所は7回面接を行っても救えなかった。
この児童相談所の職員のインタビューを見たが、まるで人事だ。
虐待の事実をつかみきれなかったと。
そんなことあるか!
新聞を読むと、児童相談所の職員は一般職から転属で移る人も多く、専門職が育ちにくい。
配置後、すぐに転属願いを提出する職員も少なくないらしい。
職員の本音として、
「職責はとても大きく、このように使命感で持っているような制度はやがて破綻する。」という。
使命感を持って仕事をするのは当然のこと。
介護系で働く方たちは、使命感があるからこそ、安いと言われる報酬でも頑張れる。
いっそのこと、児童相談所の機能の一部を民間に移管する事は出来ないのであろうか。
実際の制度を良く知らないのであまり書かないが、なにか腑に落ちない。

【兵庫県】
当時4歳の男の子をひもで縛ったうえ衣装ケースに入れて死亡させ、2年間冷蔵庫に隠していたとして、実母と養父が逮捕。
この養父とやら、前妻との間に出来た子供にも虐待していたらしい。


わずか何週間かの間にこれだけの報道を目にした。

このような児童虐待の事件に多くみられるのが、養父・継父・内縁の夫などによる暴力だ。
何年か前に札幌でもあった例だ。
しかし、どのように考えたら、いくら血は繋がっていないとはいえ、死に至らしめるほどの暴力を振るう事ができるのであろうか。
私はその人間形成の過程に大変興味を持つ。

というのは、上記に書いた残すべき環境、住環境・地球環境、家庭環境。
このうち、住環境と地球環境については、もちろんまだまだ学ばなければならないことはたくさんあるが、ほぼ自分に出来る事の先が見えてきた。

地球環境に関しては、新技術の導入(主に太陽光・地熱利用)によって、有限エネルギーを極力利用しない建築が可能になってきている。

住環境は、住環境の整備によって、ある程度の家庭環境は変えられることはわかっている。
子供たちがのびのびと暮らせる住環境の整備も可能だ。

しかし、家庭環境の整備は私たち建築家が容易に踏み込めるところではない。
人間は、自らが育った家庭環境の影響がものすごく大きい。
子供というのは、親の背中を本当に良くみている。
私は、このことに興味を持ち始めてから、保育園で子供と親をよく観察している。
すると、驚くほどに子供たちは親の生き写しなのだ。
子供と接すると、おおよそ、その子の親の察しがつく。
こうして、長きに渡って形成される性格が、いくら子供が出来たからといって変るものでもあるまい。


核家族化によって、家庭における指南役を失った。
大学で教えていて実感するのだが、昔から比べると実に子供である。
最近では出来ちゃった婚が社会的に認知されてしまい、若くして親になるパターンも少なくない。
子供が子育てをするのである。
それも、夫婦の父母もいない中である。
実は去年、私のゼミ生に子供を持つ学生がいた。
彼女とは、よく子育てについて話をしたと思う。
話を聞くと、とてもしっかりと物事をとらえ、また夫婦の両親と同居していたので安心ではあったが。
この先、あの家族が幸せに暮らしていってくれる事を願って止まない。

これからは、家族を社会全体で見守るコミュニティづくりを推進していきたい。
昔のように、子供が悪い事をしたら見知らぬおじさんに頭を小突かれたあの時代に戻らなくてならないように思う。

私に出来る事は、家づくりを考える時に、同時に家族についても考えてもらう事。
自分の歴史、子供の未来を客観的にとらえ、これからの家族の進むべき道を一緒に考えていく事をやってみたいと思う。

一つでも、悲しみが少なくなるように。
一つでも、無駄に命を落とさぬように。


にほんブログ村 リノベーション

アルトスタジオのホームページへ


カテゴリー: Blog, 子供に優しい家づくり. の投稿をすべて表示する

▲Page Top

コメントする