コンクリート技士研修会~信頼を勝ち取るために~
朝9時30分から夕方16時まで、びっしりと講義。
「平成21年度 コンクリート技士研修会」
実は私、コンクリート技士という資格を持っております。
何年かに一度、更新のために一日いっぱいの研修を受けなくてなりません。
ま、姉歯事件に発する「耐震疑惑」というのは、まだ完全に納まったわけではありません。
あの時は構造の設計が問題だったわけですが、実はいくらしっかりとした構造設計・計算を
行っていても、しっかりとした知識を持った技術者の元、コンクリートを打たなければすべて
台無しなのです。
コンクリートは、ものすごく繊細です。
ちょっとでもいい加減に扱うと、とんでもないことになります。
私が、住宅業界に入って最初に驚いたことは、「基礎コンクリート」の品質でした。
初めての基礎のコンクリート打設に立ち会った時の話しです。
住宅の基礎に打つべきコンクリートの強度というのは決まっているのですが、見ただけでそれ
を満足していないのがわかりました。
どんなだったかというと、いわゆるシャバシャバなコンクリートでした。
まず、住宅レベルでは打設するコンクリートの受け入れや強度試験は行いません。
ですからその時、現場でコンクリートの受け入れ拒否をしていいものかどうかは迷いましたが、
それで被害を受けのはお客様です。
ミキサー車、そのまま帰しました。コンクリート受け入れ拒否しました。
次に工場から来たコンクリートは、しっかりと材料が混ざっていて、粘り気もあり良質なものと
一目でわかりました。
思うことは、コンクリートの材質などがわかっている住宅技術者はどれほどいるのでしょう。
その点、私に頼んでいただいたお客様はどうぞご安心下さい。
住宅に打つコンクリートだからと言って、手は抜きません。

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コンクリートは生きている?
設計事務所に頼むと高くつく?
よく、「設計事務所に頼むと設計料が掛かるから割高ですよね」とお聞きします。
本当でしょうか。
正解はというと、”高くなる場合もあります”となるでしょうか。
というのは、設計事務所では決まったプラン集というのは持っておらず、お客様家族のライフプランやライフスタイルに合わせ、また、その土地が持っている性質を読み取り、家族にとって、周辺環境にとって最適な建築を考えていきます。
ですから、低価格で提供されている規格住宅には、価格面では到底およびません。
規格住宅は同じ間取り構成を大量に、また同建材を使用することにより発注価格のコストダウンを計っていますから、自分がある程度決められた空間と材料の中での暮らしに満足できるのあれば、そちらの方が良いのかも知れません。
しかし、それで本当に良いのでしょうか。
日本の住宅事情は、この100年で大きく変わりました。
今も変化し続けています。
少し前までは、日本の住宅における文化は、”ちゃぶ台文化”でした。
何世代にもわたる大家族が、ひとつ屋根の下でちゃぶ台を囲み生活していたのです。
それがほんのわずか数十年の間に、核家族化と個室文化に様変わりしてしまいました。
そういった時代の中で住宅は、いつの間にか売るための”商品”に成り代わり、住宅メーカーは売れる商品(住宅)を開発するようになりました。
要するにハウスメーカーは、その時々のブームをカタチし、商品化するわけです。
そのような商品供給が、近年様々な問題を引き起こしてきました。
特に最近、言われているのが「子供」のことです。
子供の個室化が少年犯罪の凶悪化を招いたと叫ばれ、その反省からか、子供を中心とした家族のつながりを重視した住宅が次々とハウスメーカーから企画発売され、ヒットしています。
一昔前までは、青少年の健全な育成のためには子供に個室を与えよう、とあれほど宣伝していたのにです。
私は思います。
住宅を考える時には、”今”を考えてはならないと。
これからの住宅を考えたとき、私はこう思います。
「昔」からある文化を受け継ぎ、「将来」へと受け渡すことが出来る住宅こそが必要なのだと。
設計事務所の仕事は決して売れる商品をつくることなのではなく、本当に価値がある住宅をお客様と一緒につくりあげていくものなのです。
新築にしろ、リノベーションにしろ、設計事務所に頼むと設計監理料として大体工事費の8%~10%の料金が掛かります。
ということは、工務店やハウスメーカーに頼んだ場合と比べたら、設計事務所に払う分余計に料金が掛かっているということでしょうか。
答えは”ノー”です。
工務店でもハウスメーカーでも、必ず設計を行う人がいて労力が掛かればそこには賃金が発生しています。
「設計はサービス」はありえないのです。
見積書にたとえ”設計料”という項目が載っていなくても、ちゃんとどこかで取られています。
ハウスメーカーなどは、大量に営業マンを抱えています。
彼らの賃金とCMなどの莫大な広告費もちゃんとどこかで取られているのです。
「利益率」を考えてみましょう。
利益率とは、お客様から頂いた料金から、実際に工事にかかった費用や設計料を引いて残った料金(利益)の割合です。
工務店に直接頼んだ場合、大体の利益率(粗利)は20%~30%です。
*昔勤めていた会社も、この位の利益率をいただいていましたから間違いありません。*
ハウスメーカーの場合は30%~40%と言われています。
では、設計事務所に頼んだ場合はどうでしょう。
設計事務所の設計監理料は8%~10%。
工務店に施工・施工管理料として10%~20%(施工手間により変動15%くらいが標準)、合わせて20%~30%くらいになるでしょうか。
どうですか?
確かに、設計事務所で請け負う物件の多くが良い材料を使い、こだわった空間をつくるので、相対的に工事費が高くなることがあります。
しかし実際に設計事務所で建てたお客様からは、アイデアあふれるこだわりのある住宅を安く建てることが出来たという声が多いのです。
設計事務所に頼むと、第三者による施工の監理も行われ間違いのない施工も約束されます。
特にリノベーションにおいては、専門的な知識と経験が必要です。
最近は、ひと昔前の「悪徳リフォーム業者乱立」のごとく、リノベーション業者が多く存在するようになりました。
今まさに、経験も知識もない業者がリノベーションの大旗を振って押し寄せてきています。
リノベーションにおいては、会社選びも重要な要素の一つになってきたように思います。
どんなに小さな工事でも良いので、もっと設計事務所をご活用下さい。